平安の恋歌 をきく

9月9日。

久しぶりのコンサート。

昨日は ≪渡辺淳一文学館 ドラマティックライヴ≫に行った。

一昨年の「平安の恋歌」に続く 第二回目の ≪いにしへよりの愛の歌Ⅱ≫。
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メッゾ・田中則子さん と ソプラノ・平野則子さん の歌に ピアノ、ときどきフルートも

という しっとり華やかな そして迫力あるステージであった。

早々と出かけていったので  喫茶コーナーでお抹茶などいただきながら

Kちゃんとおしゃべりしていたら すぐ満席になって 私たちはまん前に・・・

こじんまりした100人くらいの ホールだが 私は好き。

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小倉百人1首 からの歌が中心で、その中には 忘れかけていた歌あれこれ、

その昔 お正月といえばカルタ取りと 歌に込められた思いはトンとしらぬまま

上の句と下の句のあたまを懸命に覚えたものだった、「ムスメフサホセ」なぁんてね。

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現代語に解釈されたものを披露され  あ~らそういうことなの! と新たに知り 感動する。

一部は 伊能美智子の作曲 二部の 和泉式部の歌五首は 平井康三郎の曲で なんとなく

平城山 などの曲に近い感じがした。

それにしてもどんな楽譜だろう? さぞかし読み解くのは大変なんだろうな…

可憐な 平野則子さんが切々と歌う  源氏物語からの「夕顔」を 聴きながら (会田通孝曲))

私は 月一回 の源氏物語の会 に参加していて 本当に良かった、と思った。

物語も 初めの印象とは ずいぶん違ってきた。

もういまは宇治十帖に入ってきているから 間もなく終わるのが切ないけれど。

あの時代の 貴族階級の様子が なんとなく想像できてくる。 (妄想カモ。)


いよいよ最後の部  作曲家中島はる先生を偲んで と選ばれた

「小倉百人一首の女流歌人たち」 5曲 田中則子さんの本領発揮  圧巻のうた!!

すごい。

アンコールの デュオで歌われた そのうたはよくおぼえていたのだけれど・・・


       大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天橋立 


作者は和泉式部の娘で 小式部内侍。

美人で若く歌才 ありで やっかみの噂 の対象にもなっていたらしい。

有名な歌人の母 和泉式部 から いつも代わりに歌を作ってもらっているのでは?と。

たまたま歌合わせの会が催されることとなり

もう歌は届きましたか?母上が遠くに行かれたので心細いでしょう なんてからかわれて

私、母に代作なんてしてもらっていません という強い気迫で凛とその場で歌ったものだとか。


このような 難しい古文の歌を歌う人は 少ないだろうと思う。

そしてその歌唱が 現代の私たちの心に 強く訴えるものがあるという 驚き。


二時間の異次元?の世界は 久しぶりの好天気にもにて とても貴重だった。

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by reiko6666 | 2013-09-09 11:24

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