2011年 01月 03日
ほろり の日
「映画に行こうか?」 「いいかも」
「なに見たい?」 「さぁ・・・」
13時頃ならちょうどいいけどネ という はなはだいい加減な基準でえらんだものは
≪最後の忠臣蔵≫だった。
久しぶり、ほんとに何か月ぶりだろうか映画館に足を運ぶのは・・・
しかもお正月など人の多いときには遠慮してたのに、T子さんとの話の流れでそうなった。
でも やっぱりワクワクしてしまう。
案の定すごい人出だったが、映画は よかった!
何にも知らないで観たので かえって新鮮だったのかも?
儲けたような気分でもある。
二人の赤穂浪士が 討ち入り後16年間に何を使命として生きてきたのか…という話。
忙しすぎる映像に、ついていけない思いをすることもままある最近の私には
スローテンポなのもありがたい。
美しい自然の風景もあり 人形浄瑠璃(曽根崎心中)の挿入もちょっとイミシン?
兎に角「武士」という名にこめられた 誇り・ひたむきさ・重みが 胸を打った。
役所広司 ,佐藤浩市の迫力ある名演技はもちろんだが 笈田ヨシという役者さんのことも
初めて知った。
桜庭ななみ という女優さんもかわいく、大石内蔵助の忘れ形見の姫であることを知ってからの
凛とした余裕の美しさもよかった。
≪北の国から≫などの演出をなさったという 杉田成道 監督らしいというところか!
観客が 皆さんお年なのも苦笑だが この心情は若い人たちには無理?かもな とも思ったりした。
忘れっぽさが猛烈な勢いで進み 日々あふあふ・オロオロ状態の私なので
ま、こんなお正月も 印象に残ってよいものだ と自分で納得させている。
さてさてこれで卯年の3ヶ日は 3日間外出続きではねまわり、めでたく終わりました・・・トサ。
by reiko6666
| 2011-01-03 20:00